[無敵のポートフォリオ実践レポート!](2021年11月)株はリスクオン続く、貴金属がインフレに反応して上昇!

みなさんこんにちは。大河原はっさく(@okawarahassaku)です。
私は長期投資と短期投資の両刀をモットーに資産運用をしているわけですが、長期投資では定期的にリバランス(資産配分の比率の修正)を行う必要があります。
- 長期ポートフォリオで資産推移がどのようになっているのか
- どのような方針で長期投資ポートフォリオを構成するのか
- 今月の割安セクター、ねらい目はどこなのか
これらを私独自の視点で分析、解説していきたいと思います。
それでは今回もよろしくおねがいいたします。
目次
どのような方針で長期投資ポートフォリオを構成するのか。
まずは私の長期投資におけるポートフォリオ方針をまとめます。
・個別銘柄を極力組み込まず、投資信託やETFで構成する。
⇒不祥事の発生、重大な事故、倒産等による株価下落のリスクをとらないため
⇒個別銘柄をいちいち情報収集、調査、分析すると時間がかかりすぎてしまうため
・ポートフォリオの組み入れる投資信託やETFの手数料、信託報酬は1%未満(理想は0.5%未満)のもので構成する。
⇒信託報酬は低ければ低いほどいい(アクティブファンドでは一概に言えないが)
⇒信託報酬は毎年かかるものなので、長期保有する場合の影響は非常に大きい
(例)毎月1万円を年率リターン5%で運用した場合、20年後の運用収益は1,710,337円
信託報酬が1%の場合、20年後の運用収益は1,267,746円
⇒つまり、20年間で差額の40万円以上が手数料として取られてしまう計算になります。(ひどい。。。)
・安全資産である国債の割合を低め、株を中心とした攻めのポートフォリオを組む。
⇒私が現在25歳で老後までの運用期間が長期間取れるため
⇒暴落に対するストレス耐性もある程度あるため
⇒インフレ率上昇により、国債の価格が下がるリスクがあるため
この10年間は世界の中央銀行の量的緩和が国債価格を支えてきたが、世界の中央銀行は今までほどの量的緩和はこれから続けていくことは難しいと思うため。
・貴金属、仮想通貨を中心にコモディティの割合が高めのポートフォリオを組む。
⇒一般的にドルとコモディティ価格には負の相関があると考えられていて、長期的なドル安傾向の中でコモディティが価格上昇の恩恵を受けるため
⇒インフレ率の上昇によりコモディティが価格上昇の恩恵を受けるため
・夜明け前銘柄を積極的に積み立て投資していく。
⇒ワクチンが完成したため、いずれはダメージを受けた業界の株価は戻ると思われるが、いつになるかわからないため長期積み立て投資で保有する。
⇒さらに経口薬の開発も間もなくと思われる。業績、株価の回復は時間の問題だろう。
2021年に絶対買うべき夜明け前銘柄についての紹介と解説はこちら
資産額推移
日付 | 投資元本(円) | 評価額(円) | 運用収益率(%) |
---|---|---|---|
2020年12月 | 1,485,006 | 1,485,006 | 0% |
2021年1月 | 1,598,339 | 1,853,180 | 16% |
2月 | 1,711,672 | 2,176,074 | 27% |
3月 | 1,825,005 | 2,447,083 | 34% |
4月 | 1,938,338 | 2,870,391 | 48% |
5月 | 2,051,671 | 3,174,616 | 55% |
6月 | 2,165,004 | 3,123,117 | 44% |
7月 | 2,278,337 | 3,300,715 | 45% |
8月 | 2,391,670 | 3,802,385 | 59% |
9月 | 2,505,003 | 4,654,184 | 86% |
10月 | 2,618,336 | 4,562,293 | 74% |
11月 | 2,731,669 | 4,745,454 | 74% |
そなたが、小金持ちになるにはあと 45,254,546円 必要じゃ。
アセットクラスごとの資産額推移
長期投資ポートフォリオの内訳
次に2021年11月時点でのポートフォリオを確認します。
資産全体に占める資産クラスごとの割合
ポートフォリオ方針に基づき、理想的な資産配分は以下の通りです。
理想的な資産配分になるように追加資金の振り分け、リバランスを行います。
株 : 60%
現金・債券 : 10%
コモディティ : 30%
特記事項
米のテーパリング開始、利上げのリスクから9~10月ごろまではボラティリティが高くなることを予想していたため、現金国債の比率を通常よりも大きくしてきました。
しかし、先日のFOMC(連邦公開市場委員会)でテーパリングの開始が正式に発表され、相場のリスクイベントをまた一つ乗り越えました。
上記を踏まえると年末に向けては大きなイベントもなくリスクオン相場が続いていくと想定されるため、割合として小さくなっている株の部分に追加資金を注入していこうと思っています。
コモディティの割合が大きくなっていますが、これはQNT、XDCという暗号通貨が大きく上昇しているためです。仮想通貨は税金がバカ高いのでリバランスのための利確はしません。
つまりほかの資産への追加資金の注入によってバランスをとっていきます。
先月は積み立てnisa銘柄に加え、割安だった夜明け前銘柄の米航空株に追加資金を振り分けました。
詳しい情報は先月の無敵のポートフォリオ実践レポート!と今月の給与と長期投資買い増し銘柄公開!!の記事をご覧ください。
次に資産クラスごとの内訳を見ていきます。
無敵のポートフォリオ内訳(株)
特記事項
先月は積み立てnisa銘柄に加えて、割安と評価できたの米国の航空株の買い増しを行いました。
先月からお知らせしていますが、私は超長期的に日本株に対して強気の見方をしています。
私の投資戦略としては日本株のポートフォリオに占める割合を大きくしていこうと考えています。
今月はチャート的に見ても、ポートフォリオに占める割合から見てもマザーズが割安と判断できるので追加資金でマザーズETFの買い増しを行います。

直近ではボトムを切り上げていますし、下降トレンドラインを上にブレイクアウトすることができれば勢いよく上昇できる可能性が高い、非常にいいチャートだと思います。
また中期投資としてはすでに保有していますが、長期投資としては新規追加銘柄として中国株ETFのFXIを追加します。

FXIのチャートを見ると直近高値から約24%安と割安ですし、直近だと何度もボトムを打っていてこちらも買うには絶好のタイミングだと思っています。
ポートフォリオ全体の1%を目安に買っていきたいと思います。
無敵のポートフォリオ内訳(現金・国債)
特記事項
9月まではボラティリティリスクに備え、現金を増やしてきましたが、先月から現金への資金の振り分けは控えています。
私の今の投資スタンスとしてはニュートラルよりも若干攻め寄り、強気の見方をしています。
現金、国債といった守りの資産よりかは割安な銘柄に集中的に資金を振り分けていきたいですす。
そのため今月も追加資金を現金国債に振り分ける予定はありません。
無敵のポートフォリオ内訳(コモディティ)
特記事項
金、銀、プラチナ、仮想通貨を中心に構成しています。残りはおまけ程度に保有。
米のテーパリング開始、利上げが迫ってきていることにより、中期的にはドルが上昇する傾向だと私は予測します。
それにより一般的にはドルと逆相関の関係にあるコモディティ価格にとっては一般的に向かい風が吹くことが想定されるので、コモディティ価格が下がってきて割安になってきたその時には積極的に貴金属を買い増ししていきたいと思っています。
しかし、直近では10月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比6.2%上昇とえげつないインフレがデータとしても現れてきています。
それに反応してか貴金属が強く上昇しています。
例えば金先物のチャートを見るとこちらもボトムを切り上げながら勢いよく上昇していることがわかります。

このチャートを見る限りではすぐには買いのチャンスは来ないように見えます。
銀、プラチナについても似たようなチャートです。
既に貴金属十分に保有していますし、買いのチャンスのんびり待ちたいと思います。
先月に引き続きQNT、XDCの価格も調整中であり、割合も落ち着いてきました。
仮想通貨は基本的に利益確定しません。
追加資金を仮想通貨以外の部分に回すことでバランス対応していきます。
今月も追加資金をコモディティに振り分ける予定はありません。
あなたの投資の参考になれば幸いです。
投資は自己責任で!
今回は以上です。読んでくれてありがとうございました。
素晴らしい投資ライフを!