[貴金属市場]金・銀・プラチナまるっと分析!(2021年1月24日~1月30日)

みなさんこんにちは。大河原はっさく(@okawarahassaku)です。
今週の貴金属の値動きと今後の見通しをテクニカル分析で徹底解説します。
それでは今回もよろしくおねがいいたします!
(2021年1月31日現在時点での分析です)
この記事を読むとわかること
- 貴金属の今週の値動きを振り返り
- テクニカル分析から今後の動きを予測
- 大河原はっさくの意見!
金先物
金先物 | 先週比 | 先週比(%) |
---|---|---|
1850.3 | -5.9 | -0.32 |
チャート分析は
・金先物
・日足
ポイント①今週は特に大きな値動きなし
→今週は特に大きな値動きはありませんでした。
ポイント②MACD(分析結果:トレンドがない)
→MACDを見ると横ばいしていることがわかります。
→これはトレンドがない状態で、上に行くか下に行くかを決めかねている状態です。
ポイント③RSI(分析結果:トレンドがない)
RSIとは最近の上昇度合いをもとに、買われ過ぎ、売られ過ぎを判断をするインジケーターです。
一般的にRSIが70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎと判断をしますが、日足のチャートではこれは誤った使い方です。
私は日足のチャートでは50以上で上向き、50以下で下向きのモメンタムであるという判断に使います。
→緑色の円で囲った部分を見ると、RSIが50近辺で横ばいしていることが確認できます。
→こちらも同様にトレンドを決めかねているように見えます。
ポイント④ボリンジャーバンド(分析結果:過大評価も過小評価もされていない)
→黄色い円で囲った部分を見ると、ボリンジャーバンドの内側であることがわかります。
→特に過大評価も過小評価もされていません。
大河原はっさくの意見
分析結果を総合的にみるとこれまで相場は方向性を探っていて今は価格が上昇するか下落するか非常に見えにくい状態だと思います。
では、いつになったら方向を決めるのか?どうやって判断するのか?
チャートでは2本の下降トレンドラインを引くことができます。
現在は二本のトレンドラインの間で価格が推移していることが確認できます。
今後もし下のトレンドラインを下に割り込んできた場合には本格的な下降トレンド入りしたと判断し、上のトレンドラインを上にブレイクアウトした場合には本格的な上昇トレンド入りしたとみるのが一番わかりやすい判断方法だと思います。
私は短期的に金を保有しているので、トレンドラインを注視し、下に割り込んできた場合にはポジションカット、上にブレイクアウトした場合には買い増しをするプランでいます。
もちろん長期的にも保有していますが、間違いなく最高の投資先なので毎月積み立て永久ホールドです。
銀先物
銀先物 | 先週比 | 先週比(%) |
---|---|---|
26.915 | +1.360 | +5.31 |
チャート分析は
・銀先物
・日足
ポイント①週後半に大きく上昇
→横ばいを続けてきましたが、週後半に銀先物価格は大きく上昇しました。
→出来高を伴った上昇なので非常に強いです。
ポイント②MACD(分析結果:上昇トレンドへ転換)
→黄色い円で囲った部分を見ると、青の線が赤のシグナル線を上向きにつき通っています。これは上昇トレンドへの転換を示しています。
ポイント③RSI(分析結果:上昇トレンド)
→緑色の円で囲った部分を見ると、RSIは50付近を横ばいしていましたが、現在は50以上であるため上昇トレンドです。
ポイント④ボリンジャーバンド(分析結果:一時的に過大評価されている)
→黄色い円で囲った部分を見ると、ボリンジャーバンドの外側に出ていることがわかります。
→ボリンジャーバンドの外側は統計的には外れ値なので枠内に戻る可能性が高く、一時的に過大評価されているかもしれません。
大河原はっさくの意見
先ほどの金とは全く異なる状況で、銀は上昇トレンド入りしたように見えます。
ボリンジャーバンドを突破しているため、数日間の安定がある可能性が高いですが、短期的には上昇していくように見えます。
私は銀も短期投資、長期投資両方で保有しているため、短期投資での投資戦略については随時更新していきます。
長期では金と同じく毎月積み立て永久ホールドです。
プラチナ先物
プラチナ先物 | 先週比 | 先週比(%) |
---|---|---|
1079.2 | -32.4 | -2.91 |
チャート分析は
・プラチナ先物
・日足
ポイント①今週は下落
→2021年は金と比較して強いパフォーマンスを見せていたプラチナですが、今週は下落しました。
ポイント②MACD(分析結果:下降トレンド)
→黄色い円で囲った部分を見ると、青の線が赤のシグナル線を下向きにつき通っています。これは現在下降トレンドであることを示しています。
ポイント③RSI(分析結果:下降トレンドへ転換しそう)
→緑色の円で囲った部分を見ると、RSI徐々に下がり、50近辺にあることが確認できます。
→上昇トレンドから下降トレンドへ転換しそうかもしれないといった感じです。
ポイント④ボリンジャーバンド(分析結果:過小評価も過大評価もされていない)
→黄色い円で囲った部分を見ると、ボリンジャーバンドの内側であることがわかります。
→特に過大評価も過小評価もされていません。
大河原はっさくの意見
2020年11月から順調に上昇してきたのがプラチナでしたが、ここへきていったんひと段落といった感じでしょうか。
明確に下降トレンド入りしたと判断できるわけではありませんが、上昇トレンドラインをはっきりと下に割り込んできた場合には短期、中期的な下落の可能性があるので、投資家は注視する必要があります。
長期的には金銀同様に永久ホールドが素晴らしい選択です。
大河原はっさくのまとめ
下記のチャートは金先物/プラチナ先物のチャートです。
このチャートを見ることでどちらのほうが優れたパフォーマンスなのかを判断することができます。
チャートを見ると2020年11月から一貫して金よりもプラチナのほうが強いパフォーマンスを出してきましたが、直近ではチャートは上昇しているためこの傾向はひと段落なのかもしれません。
長期投資では貴金属を毎月積み立てし保有し続けることを強くお勧めします。
私の意見では短期的には銀が面白そうに見えますね。
出来高を伴った上昇なので買い圧力が感じられます。
金は方向性を決めるまでは様子見、プラチナは少し危なく見えるので今は手を出せないかなとみています。
もちろんしっかりとご自身でも調査と分析をしていただいて、投資における最終判断は皆さんにしていただくことが前提ですが、分析の参考としてお役に立てたなら幸いです。
投資は自己責任で!
2021年に買うべき「夜明け前銘柄」を知りたい方は、こちらも見てみてください!
今回は以上です。読んでくれてありがとうございました。
素晴らしい投資ライフを!