[長期投資のアイデア]金利上昇局面で株価上昇が期待できる銘柄をPFに組み込もう!(後編)

みなさんこんにちは。大河原はっさく(@okawarahassaku)です。

直近で米10年債利回りが急騰しています。

その影響でグロース株、ハイテク株が大きく下落する局面がありました。

グロース株、ハイテク株を中心に投資している投資家の中には不安に感じていた方もいるのではないでしょうか。

そこで前回の前編ではなぜ米10年債が上昇するとグロース株、ハイテク株の株価に不利なのかについて解説しました。

詳しくは前編を見てね。

そして結論として長期金利上昇へのリスクヘッジの手段として、長期金利上昇時に株価上昇の追い風となるような銘柄を少額でもいいのでポートフォリオに組み込むことが有効であるのではないかということを提案させていただきました。

今回の後編ではグロース株、ハイテク株を中心に投資をしている投資家が、米10年債利回りが上昇する局面でグロース株、ハイテク株の下落リスクに対するリスクヘッジとして保有するべき、長期金利上昇時に株価上昇の追い風となるような銘柄とその理由を解説していきます。

(2021年3月19日現在時点での分析です)

それでは今回もよろしくおねがいいたします!

金利上昇時に株価上昇の追い風となるような銘柄とその理由とは?

長期金利上昇時に株価上昇の追い風となるような銘柄は何でしょうか。

それは銀行株です。

その理由は銀行の重要な収入源は利ざやであるからです。

利ざやとは、借りたお金の金利よりも高い金利で貸し出した場合に得ることのできる利益のことをいいます。

どういうことか。

銀行は普通短期で日銀からお金を借り、長期で住宅ローンやビジネスローンなどお金を貸しています。

つまり、短期金利と長期金利の差が大きくなればなるほど利ざやが大きくなり、銀行にとっては有利であるということです。

そのため短期金利はほぼ0ですので、長期金利上昇は銀行株にとっては株価上昇の追い風となります。

そこでおすすめの銀行株ETFを具体的に2つ紹介します。

日本の銀行株ETF(1615)米国の銀行株ETF(XLF)です。

NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)

チャート分析は
・NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)
・日足

ポイント①米10年債利回りの急上昇に伴って下落するどころか上昇!

青い印をつけた2021年2月16日の大きな陽線をきっかけにして米10年債利回りは急騰しハイテク株ETFのQQQは約11%の下落をしたことを前編で確認しました。

しかしそのいっぽうで 銀行株は下落するどころか少しずつ上昇していることがわかります。

長期金利の上昇局面でハイテク株へのリスクヘッジとして活躍してくれそうです。

ポイント②長期金利との相関係数

相関係数とは「AとBの関係性の強さを表す指標」です。

(例1)年齢 A が高いほうが、年収 B も高い傾向がある。
(例2)親の身長 A が高いほうが、子供の身長 B も高い傾向がある。
(例3)気温 A が高い方は、ビールの売り上げ B も高い傾向がある。

これらは一部そうではないこともありますが、そうであることの方が多いわけです。

相関係数は「-1.0~1.0」で表すことができます。
相関係数と値動きの関係性はざっくり以下の通りです。

相関係数の値相関関係株やETFなどの2つの商品の値動き
1.0に近ければ近いほど強い正の相関同じ値動きをする。同じ方向に動く。
0に近ければ近いほど無相関・相関関係がない2つの値動きに関連性はない。
-1.0に近ければ近いほど強い負の相関逆の値動きをする。逆方向に動く。

赤い部分の株価と米10年債利回りの相関係数を過去10年間で確認すると、ほとんど正の相関であることがわかります。

これは長期金利が上昇するときに株価が上昇する傾向があることを客観的に示しています。

ポイント③週足のRSIを見ると短期的には過大評価されている

今回は株価の過大評価、過小評価を判断したいため週足のRSIを確認しておきます。
週足RSIでは過去のRSIと現在の値を比較することで過大評価、過小評価を判断することができます。

週足のRSIを見ると今よりも高い水準になったことは過去に3回しかないことがわかります。

確かにまだ上昇していく可能性も十分にありますが、今は過熱感があり、短期投資として飛びつきたくない感じがします。

金融セレクト・セクター SPDRファンド[XLF]

チャート分析は
・金融セレクト・セクター SPDRファンド[XLF]
・日足

ポイント①米10年債利回りの急上昇に伴って順調に上昇

こちらは青い印をつけた2021年2月16日から一方通行で上昇していますね。

こちらも長期金利の上昇局面でハイテク株へのリスクヘッジとして活躍してくれそうです。

ポイント②長期金利との相関係数

赤い部分の株価と米10年債利回りの相関係数を過去10年間で確認すると、強い正の相関であることがわかります。

これは長期金利が上昇するときに株価が上昇する傾向があることを客観的に示しています。

ポイント③週足のRSIを見ると短期的には過大評価されていて利益確定の動きか?

今回は株価の過大評価、過小評価を判断したいため週足のRSIを確認しておきます。
週足RSIでは過去のRSIと現在の値を比較することで過大評価、過小評価を判断することができます。

週足のRSIを見ると先週の段階で過去と比較して非常に高水準であり、過大評価の側面があったことが確認できます。

そのため直近で少し横ばい、緩やかな下落の値動きになっていますね。

私は利益確定の動きだと考えています。

大河原はっさくの意見

私はそもそもポートフォリオは適切に分散投資を行うことを最重要であると考えています。

そのためグロース株、ハイテク株への集中投資や特定の銘柄への集中投資は行っていないのですが、それでも今回のような米10年債利回りの上昇によって株価が下落する局面はストレスを感じるものでした。

ポートフォリオに占めるグロース株、ハイテク株の割合が高かったり、グロース株、ハイテク株への集中投資を行っている方の中には同じようにストレスを感じた方もいたかと思います。

そのような方には金利上昇へのリスクヘッジの手段として、今回紹介したような1615やXLFといった銀行株のように金利上昇時に株価上昇の追い風となるような銘柄を少額でもいいのでポートフォリオに組み込むことが有効なのではないでしょうか。

そうすることで金利急上昇時のハイテク株の下落をカバーし、上昇した1615やXLFを利益確定することで安くなったハイテク株の買い増しする戦略をとることができます。

ではどのように投資していくのがおすすめか。

毎月積み立て投資を推奨します!

理由は今回紹介した銘柄は短期的に過大評価の可能性があり、暴落はないですがいつぱっと株価が下落するかわからないからです。

毎月積み立て投資では短期的な下落に対してのリスクを低めることができます。

もちろん私も銀行株を長期的に保有していますよ!!

長期ポートフォリオは毎月公開していますので、興味があれば是非ともご覧ください!

投資は自己責任で!

今回は以上です。読んでくれてありがとうございました。
素晴らしい投資ライフを!