[貴金属市場]金・銀・プラチナまるっと分析!(2021年4月4日~10日)

みなさんこんにちは。大河原はっさく(@okawarahassaku)です。
今週の貴金属の値動きと今後の見通し、私の投資戦略をテクニカル分析で徹底解説します。
それでは今回もよろしくおねがいいたします!
(2021年4月10日現在時点での分析です)
目次
この記事を読むとわかること
- 貴金属の今週の値動きを振り返り
- テクニカル分析から今後の動きを予測
- 大河原はっさくの意見!
ドル指数[DXY]
コモディティ価格に大きな影響を与えるのはドル指数です。
ドル指数とは複数の主要通貨に対する、米ドルの総合的な価値を示す指標です。
ドル指数の上昇はドル高、ドル指数の下落はドル安を表しています。
一般的にはコモディティ価格はドルと逆相関の関係にあると考えられているので、ドル高はコモディティ価格にマイナスに、ドル安はコモディティ価格にプラスに働きます。
したがってドル指数に注目することは非常に重要です。
チャート分析は
・ドル指数[DXY]
・日足
今週ドル指数は大きく下落しました。
ドル指数のチャートを見るとMACDはデッドクロスし、RSIは50以上から50以下に変化したことから短期的に下降トレンドに転換したと言えます。
また、下落が続くと考えられるサインが2つ確認できます。
1つ目は青い矢印を付けた日のギャップダウンの値動きです。
このようにギャップをともなった下落が発生した場合は下落が続く傾向があります。
2つ目は赤色の200日移動平均線を下に割り込んできたことです。
これにより中期的なトレンドが下降トレンドだと言えます。
今のトレンドはドル指数の下落すなわちドル安トレンドで、このトレンドはコモディティ価格、貴金属価格にとっては追い風になります。
金先物
金先物 | 先週比 | 先週比(%) |
---|---|---|
1744.8 | +16.4 | +0.95 |
チャート分析は
・金先物
・日足
2日前に金GOLDのチャートを徹底分析し、記事にまとめています。
状況は変わっていないので、今週の詳しい分析はこちらの記事を見てください。
大河原はっさくの意見
以前から金のトレンドが上昇トレンドに転換する可能性があるので、短期的に投資する準備をしておくことを過去の貴金属まるっと分析の記事で宣言していました。
今週RSIが50を超えてトレンドが変わったことが明確に確認出来たので私は今現在金ETFに投資し上昇トレンドに乗っています。
また皆さんにも2日前にこちらの記事で短期的に投資するアイデアを提案しました。
私の意見ではドル安トレンドも追い風になっていますし、青色の下降トレンドラインくらいまでは上昇できると見込んでいます。
下降トレンドラインを上にブレイクアウトできた場合には追加資金でもっと買う投資戦略で行こうと思っています。
銀先物
銀先物 | 先週比 | 先週比(%) |
---|---|---|
25.325 | +0.375 | +1.51 |
チャート分析は
・銀先物
・日足
ポイント①今週は上昇、下降トレンドラインに接近
今週は上昇しました。
ドル安の影響だとみています。
下降トレンドラインを上にブレイクアウトできるか、はじき返されるかが注目ポイントです。
ポイント②MACD(分析結果:上昇トレンドに転換した可能性がある)
黄色い円で囲った部分を見ると、青の線が赤のシグナル線を上向きにつき通っています。
上昇トレンドへの転換の可能性があります。
しかしあまりきれいなMACDではなく、MACDからはトレンドが見えにくいです。
ポイント③RSI(分析結果:トレンドほとんどなく横ばい)
RSIとは最近の上昇度合いをもとに、買われ過ぎ、売られ過ぎを判断をするインジケーターです。
一般的にRSIが70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎと判断をしますが、日足のチャートではこれは誤った使い方です。
私は日足のチャートでは50以上で上向き、50以下で下向きのモメンタムであるという判断に使います。
緑色の円で囲った部分を見ると、RSIは50付近でうろうろしています。
トレンド判断ができない状況です
大河原はっさくの意見
MACDはトレンド転換を示していますが、RSIが役に立たないためトレンドが非常に見にくいです。
下降トレンドラインを上にブレイクアウトしていくことができれば強いですが、今は判断しにくい状況です。
一応予想しておくと私の見方ではドル安の傾向が短期的に続き、その影響で下降トレンドラインを上にブレイクアウトできると思います。
ただし現時点ではあくまでただの予想なので、トレンドに乗って稼ごうとするなら下降トレンドラインを実際に上にブレイクアウトしたことを確認してからでいいと思います。
プラチナ先物
プラチナ先物 | 先週比 | 先週比(%) |
---|---|---|
1236.1 | +27.5 | +2.28 |
チャート分析は
・プラチナ先物
・日足
ポイント①ダブルボトムのチャートパターンで上昇
直近でダブルボトムを形成していることが確認できます。
一回目のボトムより二回目のボトムのほうが高いので上昇が期待できるいいチャートパターンです。
また上値も前回の高値を突破できているので上昇が続きそうなチャートに見えています。
ポイント②MACD(分析結果:上昇トレンドに転換)
黄色い円で囲った部分を見ると、青の線が赤のシグナル線を上向きにつき通っています。
上昇トレンドへの転換を示しています。
ポイント③RSI(分析結果:上昇トレンド)
緑色の円で囲った部分を見ると、RSIは50以上であるため上昇トレンドです。
大河原はっさくの意見
チャートパターンもよし、テクニカルインジケーターを見ても上昇トレンドです。
テクニカル分析から総合的に判断するとプラチナはこれからも上昇続いていくように見えています。
大河原はっさくのまとめ
金、銀、プラチナそれぞれドル安傾向の追い風を受け面白い状況になってきています。
私のおすすめとしては以下の通りです。
長期投資では毎月積み立て投資を継続。
マネーサプライが膨張しているこの状況ではコモディティ価格は大きく上昇する可能性が高いです。
短期的には金、プラチナが今特に面白い状況です。
どちらも稼げそうなチャートで両方に投資したいところですが、私は資金的に1つにしか投資できない状況なので、先日短期投資のアイデアで記事を書いたように今は金にしか投資していません。
金とプラチナで優先順位をつけた結果として金に投資することを決めたわけですが、どのように優先順位を付けたのかというと、移動平均線との位置関係を比較しました。
黄色、オレンジ、赤色の線がそれぞれ50、100、200日移動平均線です。
金は3つの移動平均線よりまだ価格が下なのに対し、プラチナの価格は3つの移動平均線より上に位置していることが確認できます。
このことから金とプラチナでは金のほうが過小評価されていると判断し、金のほうが優先順位が高いと考えました。
もちろんしっかりとご自身でも調査と分析をしていただいて、投資における最終判断は皆さんにしていただくことが前提ですが、分析の参考としてお役に立てたなら幸いです。
投資は自己責任で!
2021年に買うべき「夜明け前銘柄」を知りたい方は、こちらも見てみてください!
状況アップデート記事も書いているので稼ぐチャンスを探している方は見てみてください!
今回は以上です。読んでくれてありがとうございました。
素晴らしい投資ライフを!